買取りご依頼頂きました。 ありがとうございます🙇
先日、大田区のお客様より
日本刀関連書籍をお譲りいただきました。
ありがとうございました。
本日もお譲りいただいた本の中からこの一冊をご紹介させていただきます。
【蕨手刀】石井昌国 著
日本刀の始源に関する一考察
蕨手刀(わらびてとう)
柄頭の形状が蕨の巻いた形の曲線をもつ鉄製の刀。
奈良時代を中心とするその前後に盛行した刀の一種です。
刀身と柄が一体につくりだされ、刀身は幅広く短いが、反りはあまりなく、
拵は柄木を用いず、茎に糸・樹皮などを直接巻いたあとに喰出鐔・はばきをつけ、
茎をそのまま柄とする特徴があります。
鞘には木製のほかに革製のものがあったようであり、双脚か単脚の足金物がつき、
小円墳、横穴墓の副葬品として発見されるものが多く、
岩手県熊堂古墳では和同開珎と共伴していて、ほかに居住址からも発売されています。
分布状況は北海道、東北を中心として関東、中部の東日本に多くみられます。
日本刀の歴史にご興味のある方は是非とも手に入れたい一冊ではないでしょうか。
刀剣、工芸、芸術等の関連書籍のご依頼お待ちしております。