漫画が好き過ぎて(/0 ̄)…その 122
🌟🌟🌟本日より、中断していた連続blog「漫画が好き過ぎて…」を再開致します。
前回のブロードウェイとは全く別話。個人的に愛して止まない、古本漫画収集に至る迄のblogとなります。前回121話からの続きです。
宜しくお願い致します。。
二見サラ文庫私的衝撃作品紹介その⑤
この二見サラ文庫 表題作品 懐かしい人 も不思議なインパクト‼️
人物設定はコチラも同様、つげ夫妻を思わせるお二人。
人けが無い場所で、若い女性の交通事故現場に遭遇した主人公。チョイ魔が刺して… サワッチャッタノ......(((^^;)ね……
警察に事故現場を匿名で通報するも…現場の足跡、警察犬の嗅覚で犯行がバレるのでは?と……不安、、、
警察が捕まえに来たらどうしよう……⁉️
漫画の原画を貸したチャリティー展覧会のお礼の賞状を探し、堅気な漫画家稼業をアピールしたりと色々と自己防衛。
アパートの玄関にいた野良犬を警察犬かと……?怯えたりと世間から目立たず、ひっそり影の様に生きたいと願う… 主人公 必死( ̄□ ̄;)!!
…でも結局何も無いのでした……のお話。
かなり何て事無い話…😒 最終ページの脱力感……
この漫画にも絶妙な台詞回しと、妙に引っ掛かる絶妙なインサートカット👇不意打ちみたいな描写……
スッ惚けた台詞回しと、ちょっと病的な画のタッチで見せる、日常の断片を切り取った様な妙なリアリティー。
決して気をてらう感じは無いストーリーの中に垣間見せる、主人公の日常生活に潜む微妙な不安の表現…。
なつかしな ……のちょっと アレ?と、なる台詞で終わる 絶妙な余韻。。
なつかしな…… こんな台詞がしっくりくるのが、つげ作品の不思議。同文庫本に収録作品 「事件」 も同様、奇妙な余韻と味わいを残す異色作でアリマス……。
各方面の評論家から、高い評価を得た、ねじ式前後の一連の作品から、暫し沈黙の後に発表されたそれらの作品は、一見肩の力が抜けた様な白っぽい絵柄と日常話となりますが、自分には、この時期のつげ作品は然り気無い中にも、更に深い表現へ到達した何か……の感じ。を受けました……
二見文庫のつげ作品は、魅力的な作品揃いです。。
……つづく