文庫漫画のシリーズは、スタートを切った時の様な、過去漫画再販もの中心、復刻文庫化の流れは一端収まり、その後は現役作品の新書単行本とほぼ同時期で文庫化。スタンダードなシリーズ展開となり、文庫漫画スタイルは定着して行きます。
復刻文庫漫画ブームが収まりを見せた頃、何故か?集英社 漫画文庫から、突然 わちさんぺい ナガシマくん の単行本が前後編で二冊発行されたのには、驚きました😍😍
🌟集英社の漫画雑誌と言えばジャンプです。
ジャンプ創刊連載当時の、古い自社過去作品からの文庫化は、ラインナップにもありましたが、ナガシマくん の当時の掲載雑誌は他社の少年(光文社)。
昭和30年代の連載漫画が何故今頃?集英社での復刻は不思議でなりませんでした。

集英社漫画文庫からは、水野英子先生 上田としこ先生の、古い少女漫画の文庫化もありましたが、集英社漫画文庫の、この既刊ラインナップの流れを見ても、完全にナガシマくんは違和感を感じます。
ナガシマくん集英社漫画文庫の収録作品は、虫プロ版とほぼ同じ収録作品。
虫コミック時代の単行本化、駒合わせのイーサネットカットや、修正箇所も同じなので、虫コミの原稿をそのまま流用したと思います。
✴集英社と言えば少年ジャンプの全身雑誌は、少年ブックです。
自分の推測ですが少年ブックで、わち先生は長期火星ちゃんを連載しており、以降も学習漫画や児童書、漫画雑誌のカットなどでお見掛けしていますから、集英社とこの時代も何かしらの仕事のお付き合いが、続いていたはず。
編集者の古いお付き合いの方から、文庫化のお話を頂いたのかも? 知れません。。
…つづく