漫画が好き過ぎて 🐢その188
戦後直後の漫画単行本は、サイズ 内容 造本も多種多様。
ここにもコレクションとしての面白み、魅力を感じていました。
欲しい…………😍😍
当初 昭和20年代の漫画古書価格帯の高額プライスリーダーは、手塚治虫 福島鉄二 山川惣治 小松崎茂 大城のぼる 等……
熱心に収集するリアルタイム世代のコレクターさんが、沢山現役で活躍されていました。
戦後あの時代に素晴らしい画力と、エンターテイメントなストーリーテラーとして質の高い漫画作品を次々発表して、読ませた漫画家の方達………..
本格長篇ストーリー漫画、絵物語等……それらは戦中の束縛から解放された、当時の子供達読者にどれ程のインパクトを与えたか❔……計り知れないモノがあります。
当時のご時世では、単行本など満足に買えず、買い逃し、悔しい思いをしたであろうリアルタイム世代漫画マニアの熱い収集欲は一部の人気作家へ集中。
その価格帯を高騰させると、徐々にその周辺年代の作家に波及。そして古本漫画の評価は若い年代迄に下がり、漫画古書は体系的な価格帯が形成されて行ったのでありました。
当時の自分には当然手が届かないそれらの本ではありましたが、漫画歴史大博物館 発刊後に感化され、一時は戦前~戦後直後の赤本漫画や児童向け雑誌や絵本の類いも拾うように買い集めていました。
しかし、即売会で自分が買えるような安く古い漫画本は、余りにも安直で雑な造りの本ばかり、版権を無視して勝手にタイトルを変えたり、取って着けた様な、雑で本とも言えない駄菓子みたいな装丁ばかり。
これはチョッと違う………この収集には直ぐ飽きてしまいました。
漫画歴史大博物館に掲載されている様な、児童書や漫画の出版で戦前からある程度実績があった出版社の本や、名前がある漫画家の味わいを感じる装丁の、、…… あの、図版にある様な漫画本に出会う事は中々無かったのでアリマス。
しかし、安直な赤本に戦後のドサクサ時代の、漫画出版業界の様子は伺い知れました……
………つづく
☝️後に終戦直後の、連合国軍占領下であった日本に検閲を目的として収集された プランゲ文庫 の存在を知ります。
表現内容の検閲故に、あらゆる日本の印刷物が対象であった為、占領下時代の資料アーカイブとして、これは大変貴重なコレクションでアリマス。
現在データベースや書影もネット上で公開され、あの時代の印刷物が閲覧共有されているなんてホントに凄い事でアリマス。