漫画が好き過ぎて その 🐨194
絶版新書漫画は、漫画古書ブームを大きく牽引した商品でありました。
絶版新書版漫画ブームは当初、虫コミ サンコミ等の古いシリーズから始まり、徐々にそのプレミアプライスジャンルを、拡げて行きます。
当時 少年週刊漫画雑誌は、ヒット連載漫画が連発で、大きな漫画ブームの到来を感じていたし、少女漫画や劇画系も漫画読者の趣向の多様化に伴い需要を伸ばし、漫画出版業界全般、大きな盛り上がりを見せます‼️
現役漫画家の初期作品復刊や、講談社文庫ちばてつや全集 の発刊等で、作品だけでなく漫画家を作家としてのスタンスで踏まえる様になっていたし、世間にもそれが定着します。
そして激増した漫画ファンは、もっと読みたい欲求で過去の作品に遡り探求する、マニアックな流れが生まれて来ます。
新書ブームの先駆け的な、古い骨董的評価のある新書版に限らず、版元品切れの状況により、今読めない漫画迄にプレミア価格帯は拡がります。
例えば、講談社KCコミックの横山光輝作品 狼の星座 闇の土鬼 等……盛り上がる漫画ブームの中、それらチョイ過去作品の評価を伝え聞き読みたくなっても、新刊で常備在庫する出版体制が整って無い当時の事。 入手困難……
近年新書版でもプレミア化となり、漫画専門店や、新古本中心とした中大規模の、新規古本店 の絶版漫画需要へと繋がるのでアリマス。
……つづく
好き過ぎる付録漫画セレクション その24.
漫画じゃないですが……昭和20年代 幼年クラブ付録 きしゃパノラマえほん (交通博物館 館長 校閲)