TRIO(アイドルショップ) 経営と、古い漫画本収集のお話。

TRIO(アイドルショップ) 経営と、古い漫画本収集のお話。

続 漫画が好き過ぎて 👒その274

貸本市場に私と同時期に加入した少し年上の板橋のSさんは、非常に面倒見がいい、やさしい方で何かと良くして頂き、お世話になっていたのでございます。

Sさんの店はBOOK・OFFよりずっと以前に、漫画文庫オール100円均一の古本店として評判になり、連日お客さんがワンチャカ押し掛ける、大繁盛店でありました🎉🎉🎉

仕入れは店頭買取りに加え、漫画に群がる子供達を使い近隣にビラを撒せるやり方で、まだ当時の古本屋が積極的にやらなかった、一般家庭への宅買いを積極的にこなし、潤沢な仕入れで店を回していました。

古本屋の支店を展開する業者がピークの中、大口店舗の卸しを相当数こなしていたし、そのパワフルな仕事ぶりが凄かったです。

お互い若く年齢も近い事かったから、自分は、そんな面倒みの良いSさんに甘え、自店の状況をお話しし、仕入れの件を相談……

向きの本が入荷したら直ぐに駆けつけて買うから、取っておいて下さい🙇とお願いしてみます。 

それは、古いプレミア漫画等では無く、アニメムックや近年刊行の漫画、セット漫画 A5.B6

サイズのエロマンガ 等……回転の速いSさんの店なら、比較的日常的に入りそうなモノ。

お願いし暫くして電話を頂くと自店の20時閉店と同時に、電車とバスを乗り継ぎSさんの店迄駆けつけ買わせて頂き、売れ線の本は手で運び (以外の本は溜めて置いて貰い、箱イッパイになったら自店へ発送) 一旦栃木の自宅迄帰宅。翌日朝イチで店頭に出すやり方を繰り返します。

店内に少しでも目を引き動くネタを、ドンドン投入する事を繰り返す事で、何とか数字(売上)に、反映出来る様になります。

Sさんはタテバのコネも強力で、雑誌も積極的に扱っていました。

自店では店内の狭さに、雑誌の扱いは見送っていましたが、Sさんの店に入る向きと思われる雑誌をチョイスして並べてみると、それらは思いの他好調な売行きを見せ、新商材を見つける事が出来たのでアリマシタ、、、       

                ……つづく


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昭和35年前後は、TVヒーロー特撮番組が花盛り💐

月刊の漫画雑誌もブームに便乗するかのような、各誌にヒーロー漫画が続々登場‼️
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TV特撮、アニメ化を意識した様な、言わば「インディーズヒーロー漫画」………しかし、二番煎じ感は否めず、人気はイマイチな様でありまた……😅😅