TRIO(アイドルショップ) 経営と、古い漫画本収集のお話。

TRIO(アイドルショップ) 経営と、古い漫画本収集のお話。

漫画が好き過ぎて 🐔 その176

漫画の手帳 この号は、杉浦茂先生の書き下ろし作品4Pが掲載され、ファンには大変嬉しかったのでありました‼️
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☝️デパート古書店で杉浦漫画を探すエピソードなんて😁恐らく表記の 杉浦茂とそうしきまんじゅう の、そうしきまんじゅう(原案❔)さんのアイデアでしょう……。

そして、杉浦先生の当時75歳にして、この綺麗な線は素晴らしいです。
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★そうしきまんじゅう とは、この号で杉浦先生のコラムを書いていた、小野寺正己さんのペンネームと思われます。

小野寺さんは私がプロになって、現代漫画図書館の漫画即売会の参加した時からの知り合いで、自家目録の時は大変お世話になった方です。

古くから杉浦茂の研究収集家。現在の杉浦作品リストフォーマットはこの方によるモノ。先生のご自宅に伺った時の話しを、お聞きしたりしていました。

大塚の駅前に小さな漫画コレクション部屋に一人住み、ジープで全国旅したり、モツ焼き等B級グルメ飲みが大好きな、自由気ままな生きざまが自分には大変羨ましいく思えた方でした。ご無沙汰してますが、お元気でしょうか❔

この、漫画の手帳 杉浦茂先生の登場の時期は、過去の杉浦作品が復刻文庫化されたりサブカルチャー雑誌の紹介記事等で、作品の再評価が高まりつつある頃。

当時中野書店さんから発刊された、限定版漫画復刻シリーズの 杉浦茂作品集 の告知宣伝を兼ねていた企画と思います。
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🌟中野書店さんの、この復刻シリーズの発刊は、漫画古本マニアには事件でありました。

外装箱入りの凝った装丁、復刻本のセレクト、資料性の高い解説冊子、著者直筆サイン等……現役最前線の古本漫画専門店 中野書店さんならではの、これはマニアのツボを心得た豪華で素晴らしい出来のシリーズなのでありました。。


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……つづく

 

漫画が好き過ぎて 🐤その175

漫画の手帳 1981年春号 今回改めて見返してみたら懐かしいです。

色々とあの頃を思いだします。

しかし、この冊子がもう40年以上前とは驚きです👀‼️

掲載されているマニアの探究本コーナーを見ると、当時は横山光輝 藤子不二雄 水木しげる 松本零士 ちばてつやが人気💨💨

講談社手塚全集のような体系的に網羅した個別全集も無く、多岐に渡るジャンルを長いキャリアで書いている各先生方達ですから、マニアなら過去の作品を探究したい気持ちになるのは、必然です。

当然古書評価価格帯は、需要に比例するものですから、初期貸本~絶版新書判~掲載雑誌(単行本未収録であれば更に高騰)~別冊付録等……も連ねて高騰して行きます。

講談社手塚治虫全集は、ある意味手塚マニアの叩き台の様になり、手塚マニアはこの全集の未収録作品の発掘や初出雑誌の扉カラー、単行本化に伴い改変された当時の別冊付録と更に掘り下げ巾を拡げた収集に躍起になっている様でした。

この全集で、初期手塚作品の魅力は新たな読書層を開拓、古書漫画市場は手塚作品の全般の高騰を中心に盛り上がりを見せ、更にマニアの収集対象はベテラン~現役中堅作家全般迄に及び、漫画古書ブームは市場にジャンルの拡がりを見せ、加熱して行った様に思われました。。。

             ……つづく

好き過ぎる付録漫画セレクション😘……その23

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❇️❇️元祖JAPANカワイイカルチャーの巨匠‼️

松本かつぢ の戦前~戦後の付録漫画。


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暗い時代。 戦時下も、かつぢ先生のカワイイモードは容赦無いです。(戦意喪失しそうでアリマス)  


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この付録本 ユーモアブックは本体にハードカバーが掛かる、余りにもフェティッシュな仕様‼️‼️


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カバーを取った本体にも書き下ろしのカラーイラストが入る豪華さ🌟🌟🌟戦前にして、この様な豪華な付録があったのは驚きです。

当時の少女読者や、後のコレクター達はどれだけ胸をときめかせた事でしょうか…………。

漫画が好き過ぎて🐥 その174

当時古本集めの情報ソースは、何だったのか?と考えてみると……  古本屋の場所情報は古書通信社の本 全国古本屋地図

デパート催事等の情報は、電車の中吊り広告からだったと思います。

彷書月刊は未だ無かったと思うし、古書通信は、定期購読するには本格的過ぎて内容は硬く、余りにも敷居が高過ぎた。

そんな中、記憶を辿ってみるとアリマシタ‼️

かなり不定期な発行ではありましたが、 このミニコミ 漫画の手帳 (通称 マンテ) でアリマス😌😌


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この6号は 杉浦茂 の特集であったから、たまたま手元に残っていました。1981年の号です。

マンテは一見写植に見える書き文字が凄くて、目を見張るモノがありました。内容は最近の漫画情勢 漫画家のゴシップや、過去の懐かし漫画の紹介コラム等の軽い感じが読みやすく、楽しい内容でした。

このスタッフに漫画コレクターがいたらしく、創刊~数回に渡り掲載されていた 古書店ガイド には、漫画に強い古書店の紹介記事等で、大変参考になりました。
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そして、漫画古本に関する即売会情報や、漫画コレクション論争 交換コーナー等が掲載されていて、当時現役コレクターの収集趣向等が分かり大いに参考に成りました。

しかし、この情報交換コーナー 今見ると大物コレクターさんや後のショップオーナーさんがいたりと凄いです……😱

未だ、古本漫画の価値観が定まらないこの時代から、本格収集をやっていた皆さんは、先見の明がありましたね。(住所 お名前は伏せてあります。)

             ……つづく

 

 

再開🎉🎉漫画が好き過ぎて🐣 その173回

皆様ご無沙汰しています。約3ヶ月ぶりの更新となります。

連続blog 漫画が好き過ぎて を再開致します。

時代は、1970年代末~80年代辺りの頃のお話。

キチンとした時代の流れを考察したり整理していません。スミマセン🙇🙇

⭐️記憶頼りで、古い漫画の収集に夢中だったあの頃の事を綴って行きたいと思います。

少年漫画の状況は、少年チャンピオンが、がきデカ ブラックジャック ドカベン等のヒット作品を筆頭にダントツな勢いを見せ、少女漫画では萩尾 竹宮 大島 等の24年組作品を中心にコアなファン層がその市場を盛り上げ、漫画評論専門誌(ぱふ ふゅーじょんぷろだくと)等の本格評論誌の登場となります……

ガロ 漫金超 マンガ少年(朝日ソノラマ) リュウ ヤングJUMP ヤングマガジン等…新タイトル雑誌の創刊も相継ぎ、正統派漫画~エロや異端な感じの漫画は、ニューウエイブマンガと括り称され、漫画表現や読書の嗜好の巾を大きく拡げ飛躍させた時期に思います。

講談社 手塚治虫全集以降の手塚ブームの流れから、極初期の赤本貸本漫画時代の手塚作品を極力当時の単行本を原本に近い状態に再現した、高価で豪華な限定復刻本の発刊や、研究評論本も多数出版。

漫画文庫では過去の名作漫画や、近年の絶版漫画の復刊も含め、それは過去~現在迄の漫画作品を網羅する勢いあるものでした。

漫画出版業界は大変華やかな、好景気の時代に突入します。 

高岡書店 書泉グランデ まんが書店(渋谷)等、漫画(コミックス)に特化した新刊書店も、連日大盛況でありました。。

🌟🌟そして漫画古書業界も本格ブームの兆し。

神田 神保町の中野書店さんは古書漫画コーナーを増床。

調布(国領)の憂都離夜は、中野ブロードウェイの二階へ まんだらけ として出店。後に三階フロアー奥へ拡張移転。

デパート古書展催事でも、目録や店頭で古書漫画の扱いは増え、古書漫画ブームの到来を感じます。

現役漫画のセコハンも漫画ブーム故に高需要なようでした‼️    そんな時代………      

                 つづく

 

🌟好き過ぎる付録漫画セレクション その22


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昭和20年代後半の月刊漫画雑誌付録ブームに流行ったB5判横開きの別冊漫画付録。

横開きによる漫画コマ運びの表現効果は謎ですが、見た目のインパクトには、コレクション意欲をソソります。
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ばばのぼる先生の キャラメルはしょっぱいこともある は、奔放なストーリー運びと、ほのぼのとした画の味わいが深く、これは児童漫画家時代の、傑作作品の一冊でアリマス。


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漫画が好き過ぎて  ……近日中に再開したいと思います。😆😆

皆様 ご無沙汰しています。

3ヶ月間のリホームを終え、自宅に戻って参りました。

 

只今書庫は、段ボールだらけで資料も思う様に取り出せない状況で御座いますが、徐々にblogを再開させて行きたいと思います。。

 

宜しくお願い致します🎵

 

#漫画が好き過ぎて

漫画が好き過ぎて 渋い漫画の話 その②


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カックン親父 第4集 東京漫画社 滝田ゆう (初期 B6判)

🌟田河水泡内弟子であった 滝田ゆう は、漫画少年等の雑誌カットや四コマ漫画でのデビューから、書き下ろし貸本漫画(初期は主に少女漫画)時代を経て、本来の作家資質にある、生活家庭漫画(私漫画)…へ辿り着く切っ掛けとなる作品 「カックン親父」を発表。

サザエさん 轟先生……等 当時の貸本漫画界では、家庭漫画は大いに需要があった様で貸本漫画「カックン親父」は大ヒット‼️

滝田は、読者人気に応えるよう(生活の為?)に凄いスピードで書き下ろし単行本「カックン親父」を連発‼️

更にカックン親父の読み切りを柱とした、近いテイストの作家作品による、お笑い漫画アンソロジー集 「爆笑ブック」……をも「カックン親父」単冊単行本と同時進行で、リリースする程の売れっ子ぶり。

当時の人気を物語る様に滝田のA5判貸本漫画の発刊数は、劇画や少女漫画以外の家庭漫画需要を長期に渡り一手に引き受けていた様にも感じられる程の数でありました。

「カックン親父」は、ちょっとした日常のスレ違いや勘違いと言った、まるで落語の語り口の様な、まったり穏やかな短編漫画……週刊漫画雑誌時代の赤塚不二夫漫画に代表されるエンターテイメントでスピード感あるスラップスティックギャグマンガとは全く異なります。

カックン親父は、今読んでも滝田作品にある種のリスペクト感が無いと、恐らく面白くは無いです。しかし、晩年の滝田作品に繋がる駒運びや間合いが既にこの頃から垣間見られ、私のようなファンには、滝田ゆうの原点を知る上で興味深いのでアリマス。

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学年雑誌別冊付録 パッチリさん わちさんぺい

わちさんぺいの最も多作な時期 昭和33~36年辺りに書かれた学習学年雑誌の別冊付録。

特に低学年作品は量産体制時代故にギャグ、物語はパターン化されていますが、そこがまた何とも言えないユルさに加え、更にチープな味わいが加速💨💨 マニアックですらあります。。

この付録、表紙にも漂う昭和30年代テイストもタマランものがあります❤️

何て思うのは、どうやら自分だけの様です……😰😰

 

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フクチャン部隊 朝日新聞社 横山隆一 

フクチャンは、戦前からお馴染みの新聞四コマ漫画。フクチャンを取り巻く一家族の日常家庭四コマ漫画です。

戦時中に発刊の単行本「フクチャン部隊」は時局柄、検閲を受けた国策漫画となっていますが、そんな暗い時代にも横山隆一のピュアハートを感じるエピソードは多数健在。

フクチャンは、時として大人には気が付かない、純粋な子供目線で描かれた様なエピソードがあり、心を撃ちます。

🌠「フクチャン部隊」は、この時代にあっても、(昭和13~15年頃) 豪華ハードカバー装丁の単行本でアリマス。

子供含め家族皆で楽しめる本ですから、読み込まれていて、中々良い状態では残っていません。収集は難儀でアリマス。。

自分もつい先日 業者の入札市で「フクチャン部隊」全六巻揃いを、やっと落札出来ました✨ ……これは嬉しかったです😘😘

                (終)

漫画が好き過ぎて 番外編 渋い漫画の話①

自宅がリホーム中で、書庫が完全閉鎖となってます。3ヶ月間 愛しの古本漫画逹と面会出来ません。

😖😖………辛いでアリマス。。

blogの、トップタグ画像に使った、自分お気に入り漫画本の画像がありましたので、ちょっとご紹介したいと思います………             


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和田義三 楽しや人生 

和田義三は、横山隆一主催 漫画集団 のメンバー。時事漫画や児童漫画で戦前から活躍していた漫画家でアリマス。

「楽しや人生」 は、終戦直後の新聞連載漫画と思われる四駒漫画。

この漫画は、特に世相だけを強く意識せずとも自然と描かれた戦後混乱期の日常風俗描写には、場の空気感迄が伝わるのは、漫画ならでわ…の表現力なのかも知れません。 


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滋賀新聞社 ピコちゃん 松下紀久雄 

昭和20年代 長谷川町子 サザエさん の大ヒットで、サザエさんインスパイヤと思われるローカル新聞の連載家庭四コマ漫画は、沢山あったと思われます。

そんな漫画の一つ、滋賀新聞連載漫画「ピコちゃん」は画力、語りのセンスはイマイチですが、素朴なタッチが微笑ましいのです。。


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轟先生 戦後版 秋吉馨

戦前版の単行本もある、轟先生シリーズは戦後も新聞、大衆週刊誌へと繋がり、作者 秋吉馨は貸本屋向けの書き下ろし単行本シリーズ迄も多数こなし、定番の人気漫画家となります。。

初期の戦前~終戦直後の轟先生は、四コマ漫画だけでは無く、数ページの短編も含みます。

時局柄、軍国調の頑固一徹烈先生ではありますが、その中にチラリと垣間見せるペーソスとユーモアは、おおらかで味わい深く、この時期の秋吉作品の作家としての力量が、特に強く印象に残るモノでアリました。。画も以降の軽い感じとは違い書き込んだ、ややリアルなタッチで実にいいお味なんです。

 

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ドルマンガ チビノロボット 

奥付けも作者名も無い… 所謂 赤本と言われる粗雑な作りのオモチャみたいな本。

入手当初は、余りにもPOPな絵柄と、豆本の様な小さな仕様が可愛らしく、古さを感じません。

読んでみると悪漢グループが中国人だったりする事から、発行は日中戦争の頃(昭和10年頃か?)…と推測するのでありました。。

内容は取るに足らないツマランものですが、こう言うビジュアル的な刺激がある古い本との出会いは、いまだ大変嬉しく思え、また古本漫画コレクションの沼にハマっちゃうのでした。。

               ……つづく