続 漫画が好き過ぎて 最終回🎆その🎆306
その後絶版漫画の市場は、復刻版の充実や誰もがインターネットによる取り引き価格の状況がスマホからも即座に見れる状況となり、プレミア価格帯の適正値段の情報は整理され、古本漫画マニアあがりの業者が入り込む隙間も無く、絶版漫画専門店の出店ブームは終わります。
ホビー系を含みグローバルな展開で結果を出し、メガショップ化して成功した業者さんもいましたが、小規模絶版漫画店は殆んどがフェードアウト。 ………時代の流れですな。。
後には写真集 お宝雑誌ブームなんかもありましたが、絶版漫画同様の流れとなり消えて行きます。。
🌟しかし、古本屋を取り巻く今の状況は決して全くダメなのでは無く、新しい流れも生まれているのです。
古書漫画は、最近ではインターネットを通した流通の整備で、昔より本も集めやすくなっています。
近年、店舗を立ち上げる古本屋さんは、何かと情報豊富でありますから、出店や展開に大きな期待も無く、全て分相応にわきまえているようで、その展開はスマートです。
店舗では良書 基本図書を確り揃え、本のセレクトも個性的であり価格帯もお手頃。
並べも内装も綺麗。好きな事、やりたい事を正面から実践する、ブレの無い姿勢に感心させられます……。
新規店舗のご主人達は行動力があり、知的で、真の本好きであるのが、棚にも反映されています。
インターネットで本好きに向けた集客をアピール、店内では喫茶コーナーを設けたり、展示会 や、アカデミックなトークイベントの開催……
なんて凄い余裕な発想……それは商売になるのか❔……なんて結果は二の次、やりたい事をやる迄でしょう……金だけでは無いのです。
blog等の検索で、自分が考えるに近いスタイルのショップの立ち上げや閉店経緯や店舗状況の前例は、ある程度情報で読み取れる時代。
出店リスクなんかも事前に容認しているはず……そこで迷うなら出店スベキでは無いも、当然承知の上で立ち上げている事でしょう………
店を商売以上に、自分の生き方へスタンスを見い出だしている様……これは素晴らしい事、、、
自分達の時代には考えられない事でした。。。
自分が見て来た時代の街の古本屋…… 新古本、ビニ本や、ビデオの量販を、出店の陣取り合戦迄に至った、金にギラギラした感じの業者さん達とは、ドえらい違いでアリマス‼️
最近は、そんな個性派の小規模古本店が増えている印象を受けます。生き残るのは当然厳しいですが、同時に催事やネット販売等……をこなした店舗運営で、店舗販売復活の流れに繋がった事は、業界的に大変喜ばしい事です。。
そして無店舗販売店 (ネット古書店) も増えています。。
ここでも一部の方の活躍は目覚ましく、SNSを駆使した本の収集~広い倉庫を確保、ネット販売の量販体制を築き上げ、莫大な収益を揚げている業者さん。
SNSを上手く活用して、訪問買取りによる本の収集からスタート、ホビー系~古物骨董方面迄、本~道具の市場を活用し、結果大きな成果(利益)を上げている業者さんもいます。
インターネット販売は、システムの向上で、参戦ハードルがドンドン低くなるから、大した先行投資も無くスタートが切れます。
故に、新規立ち上げの業者が、ドンドン参戦して来るのです。
古物商売はモノありきの原則は変わら無いですから、市場では良品荷物の取り合いです。
結果、荷物が潤沢に集まるシステムを構築した業者が強いのです。自分で売る事も無く黙って市場に出しても儲かるのですから……
最近の新聞の折り込み広告やTVコマーシャルなんか、そんな旨みを知った業者の買取り広告だらけです。ここでも今後は更に熾烈な競争となるんでしょう。
しかし業者の増加、流通システムの整備は本の供給過多の状況を生み出し、単価の低下、送料値上げ等で、労働に見合う結果が見出せない状況にも繋がっています。
大型新刊書店の閉店にも見られる様に、ネット販売の定着、読書離れともなれば、本の店舗販売に関しては愈々苦しい状況と成りそうです。
この先実店舗の古本屋は、どうなるんでしょうか❔
近年立ち上げの、若手セレクト型の古書店が、定着し、新たな読者層を開拓して行くのか……
デジタル書籍の普及、断捨離を推進する時代……物を抱える事に意味を見い出だす、コレクションする事の魅力は、この先伝えきれるでしょうか……❔
振り替えれば、自分はいい時代に身の丈でやれた事がラッキーだったかも❔と思えます。
このblogの様に、常にブツブツと頭の中で状況をボヤきつつ、好きな古書漫画をじわじわ集められるポジションを確保したいダケの人生だから、方向性としてブレず頑張れた‼️かも…………
この先は、それらを愛でる時間が欲しいのですが、時間は金ですから……
仕事の歩みは止められません。 (/。\)残念……
…以上 #漫画が好き過ぎて これにて終了でございます🙇🙇🙇
🌟連日朝一で校正して頂いた 名古屋 漫遊堂さん。
連日感想をLINEで頂けた Kへー会 の皆様に感謝致します。
また、何か別テーマblogで、お目にかかりたいと思います。 ………それでは🙋🙋🙋
………漫画が好き過ぎて これにて完結。
✴️✨🌠✨🌟❇️✴️✨💫💡🎊
最終回の増刊号プレビューは、取って置きの珍品をご紹介致します🙌🙌🙌
☝️少女 昭和31年 秋 増刊号。
外装は、函仕様でアリマス‼️‼️
箱を開くと、とも子ちゃんとそのお友達の、 ピンナップ……
目次……
更に開くとB6判の本が二冊収納されています。
どうやら、こちら読物の本が、増刊号本誌となる様です。
一冊は、ハードカバーに極薄い少女のロゴが印刷された パラフィン紙 に包まれています。(これ無いと何だかわかんない🌀。この状態で良く残ってましたね✨)
もう一冊は、漫画作品の合冊。横山光輝先生のちぐさちゃん 他………
☝️共にボリュームある厚冊です。
新スタイルの増刊号とのアピール、ぜったい安い!97円 と100円を切るビミョーな価格設定。
☝️箱裏には、マネすんなよーっ‼️‼️て事の表記。
☝️小物入れにも使えるんだわ❤️❤️❤️………
🌟🌟児童漫画雑誌の過当競争に一石投じたかった、野心溢れる新企画の様でしたが類似品すら無く、ウケ無かった様です…… カックン⤵️⤵️
続 漫画が好き過ぎて その🇦🇹305
そんな状態下にも、大宮の店舗の一階が空き、自店を増床したり結婚を期に、東武線の七里 に組合の方の持ち物件の住居付き店舗を借りて住みこんで商売してみたりと、もう何をやっても上手くは行かないであろう…….と思いつつも、らしくない店をウダウダとやっていました。
赤字にならないダケが取り柄の店でしたが、逼迫した気持ちにならなかったのは、持ち在庫に助けられたし、催事や漫画自家目録で、ある程度凌げていたからでアリマス。。
そんな時、絶妙過ぎるタイミングで、まんだらけ 社長から中野ブロードウェイの出店のお話を頂き、当初3業者共同スペース店舗 TRIO を立ち上げるに至ります。
これ以降の展開は前blog #中野ブロードウェイでショップやろうぜ⁉️ (全268回完結) に繋がり、現在に至ります。
紆余曲折を経て、何故か縁も所縁も無い アイドル関連グッズの専門店 となった中野ブロードウェイでの TRIO は、移転閉店 増床 を繰り返し、ブロードウェイで27年間営業しました。
現在TRIOは、秋葉原と原宿に主戦場を移し現在四店舗を営業中です。
この期間、物販状況の変化は目まぐるしく、根底から覆された印象を受けます。
こんな状況でも生き残れた (一番やりたかった古書漫画は、商売として扱うのはハードルが高過ぎて早々に断念しましたが……) のは、自分は ビビり派(慎重派) だからだと思います。
ビビりを容認して歩みを進めるには、常に店頭に出て状況を直視して、小さな小さな光でも見逃さない事。。そんな単純な原点回帰みたいなやり方が、この時代にも実は通用した事がサブカルショップをやってて、唯一救われる事です。。
🌟何か確信が掴め光あるモノを感じたら、大胆に踏み込み資金を投入して勝負に出る事🎉 歩みを止めてはなりません。
その時ダケは、潔く腹を決める覚悟で挑むのです‼️‼️
そんな感じでした…。それも過去の経験からのお話で、今はそのやり方では全く通用しないかも❔です。。。
しかし、今回の様なコロナ禍など思いもよらぬ事態にもなるので、今まで借金ダケなかった事が救われました。。。
そもそも借金して迄勝負に出れる程の スゲー案件は思いつきませんでしたが………😣😣
借金でジタバタしても、何とも成らない状況に耐えきれる自信が自分には無いですから……😵😵😵
🌟明日はいよいよ #漫画が好き過ぎて …….最終回となります。
……つづく
☝️TVガイド 昭和42 臨時増刊号 オール怪獣大対決!
巻頭は、怪獣大決戦 大迫力の折り込みパノラマイラスト ピンナップ‼️‼️
🌟必要以上に妄想が膨らむ大迫力の怪獣イラストが中心、チビッ子怪獣ファンのツボを心得た様な誌面展開は、流石老舗雑誌 TVガイド の編集と感心させられます‼️
イラスト画報 特写 読物 マンガ スタジオルポ等……. 情報量が多く、エンターテイメントで、濃い内容は作り込まれ、楽しませてくれます‼️
☝️騒々たるメンバーの審査員による 怪獣デザインコンテスト スゲー‼️
この当時は6歳。この雑誌には出合っていませんでしたが入手していたら、人生変わる程の影響力がありそうな本です。幼年期の怪獣ビジュアルのスレ込みは計り知れない…… (決して大げさでは無い デス…….)
続 漫画が好き過ぎて その🇦🇸304
インターネット販売の一般普及は、古本屋商売に劇的な影響と、変化をもたらした。
……と言っても過言では無いでしょう。
良いモノを出品すれば全国、いや世界中から注目されます。もう、店頭に並べてお客さんを待つ必要も無く、物さえあれば確実に商売になります。
ヤフーオークション (ヤフオク)では、価格を競り合うシステムなので、イロイロな見方の切り口で競られる、サブカルチャーのジャンルは思わぬ高値を呼び、出品者側はスリルを感じたものでした。
そして、落札取り引き価格のデータは蓄積され、検索システムによる価格帯の閲覧が、誰もが随時可能となります。……それにより相場感が構築されて行きます。
こうなれば全て、商売はモノありきダケ……。
漫画専門の店舗も、最早買取り場としての意味合い位しかありませんし、専門店としての販売プライスも、インターネット相場に主導権を握られては、モチベーションも低下して行く事でしょう。
そして後に、まんたらけさんが写真カタログ形式の豪華な漫画目録を定期発行します。
本として残る装丁、資料性が高い内容と、珍しいモノだらけの商品ラインナップは他の追随を許さない、まんだらけさんのプライスリーダーとしての存在感を強く印象付けるモノでありました。
後に、3軒茶屋さん 翆光堂さんも写真版目録を定期に発行。後発なれど、漫画専門店としてのスタンスを維持します。
しかし、ここ迄やれる業者は一握りでしょう。
開店時より販売スペースと、豊富な商品在庫を確保して本気さを感じた店舗展開、資金力がありそうな 3軒茶屋さん と、既にミステリー関連の古書を扱う古書店でも実績があった、翆光堂さんは、共にインターネット販売を積極的に取り入れ、精力的に催事もこなして行く事で活路を見出だしていました。
🌟今後、衰退して行くであろうと思われていた店舗販売の状況下の中……
まんだらけさんは、最大規模の漫画古書店 まんだらけ渋谷店 をオープン。
同人誌 玩具 セル画 音源映像ソフト コスプレ衣裳等……新しい商材を積極的に取り入れ、コレクションの多様化に対応した大型店舗は、大当たり 🌠🌠🌠🌠🌠
若い客層をターゲットにしたエンターテイメントで圧倒的な物量の商品展開には、強烈なインパクトがありました。
今後衰退して行くと思われた、マニア相手の古本漫画の店舗展開は、今までと違う若い客層を取り混み、バラエティーでマニアックな商材を揃え発展して行く事で、大きな可能性を見せ付けたのでした。
それは、サブカルチャー古本を扱うショップの最終形態はコレ‼️と強く思わせる店舗でもありました。
逆に、個人の小規模展開では最早、こんな多様化には対応出来ない。
自給自足の原則では、商品を回せない個人店舗のサブカルチャー系古本屋の終わりを見せ付けられた様な気持ちにもなりました………
………つづく
☝️昭和41 夏休みおたのしみ大増刊号
こちらもA4判の大型サイズ。迫力あります。
女の子らしい巻頭のファンシーな色合いが、目を引きます。
各種 読み切り漫画を掲載。
TV歌謡ポップス番組が人気の時代でした。
続漫画が好き過ぎて その🇦🇼303
東京の中央に出店して、色々な販売ツールを使い展開する古本漫画専門店は、ある意味利に叶った展開であるとも思えたし、店が神田市場から直近とあれば、仕入れの面でも小回りが効くし……
漫画専門店の老舗、中野書店さんへ通うコアな客層のお立ち寄りだって期待出来ます。
古くから古書店街の歴史ある神田神保町は、仕入れ面がクリア出来れば、商売になる街であるのは間違い無いでしょう。
絶版漫画は、変な盛り上がりを見せていましたから……
今思えば市場では、古い漫画は現在より出品があった様に思えました。
ヤフオクの普及により、売りやすく値段が跳ねる漫画関連は以前は、入荷すれば市場に出品されていた専門外の古本屋さんも、今は入荷した商品は、自らヤフオクへ出品する事になり、出品は減少傾向へ………
市場に出品された商品は、無店舗のネット業者さんが増えた事で、ヤフオクに出品される事例が増えています。直接自分が販売しても同じ事だし、話がはやいし、その方が金になるのは決まっています。
当時は神田の市場に出品される古書漫画は、まんだらけさん 3軒茶屋さん 翠光さん 八王子の老舗、漫画に強い古書店の佐藤書房さん ……と、ガチンコな争奪戦でありました。
私もマイコレクションでハマっている本には、商売抜きで日頃のストレスを晴らす様に、強い札を突っ込んで参戦したつもりでしたが、それでも全く通用せず、落札出来ない価格帯であった、記憶です。
皆さん相当無理な仕入れであった事と思われましたが、商品を揃えない事には専門店としてのスタンスはブレてしまう。
仕入れが市場頼りの業者には、なんとしても落札せねばの事情は、辛いモノがあります。
そうなれば古書漫画に限らず、他のジャンルに活路を見出だし、日々商品が動いて他でも稼げる業者さんが強いのです。
強い拘りや、扱い間口の狭い専門店は損なんです。
…… 中央に出店し、特化した品揃えで頑張る漫画専門店さんも、時間と共に淘汰されてしまいます。
🌟自分はそれ程販売ツールとしては使わなかったヤフオクですが……
しかし、逆に買う側として見れば、それは大変魅力的なツールでアリました。
今では業者さんの出品者が多いのですが当初は一般人の方の出品が多く、出品物はウブかった‼️‼️
毎日良質な漫画目録を見ている様な気分でワクワクして、楽しみでした。
これはコレクションを買う場としては最高では無いか❔出品している場合では無い‼️と、自分的には思えました……
……つづく
☝️りぼん 昭和32年夏の増刊号 歌のアルバム
A4の大型サイズ。色刷りも綺麗な増刊号。 古き良き時代のレトロな昭和感に溢れ、これは目を引きます🎉🎉
童謡 歌謡曲 民謡等…… 歌をテーマにした漫画 グラビア イラスト ピンナップで編集された凝った増刊号です。
※ 幼年、少女雑誌の増刊号はダイレクトなビジュアルが目を引き、ノスタルジックで美しく、楽しめます。
イレギュラーな増刊号は、発行部数の関連もあり、美本の現存率は極めて低く、収集ハードルが高い一冊であります。。
続 漫画が好き過ぎて その🇦🇺302
小資本の街の古本屋は、大手にほぼ淘汰されてしまう事になり、厳しい現実の状況下……。
インターネットネットの普及は、業績が低迷する古本業には、一筋の希望の光✴️となったのは間違い無いでしょう。
サブカルチャー関連の商材を扱う業者は、商品の特性と相性が良い、ヤフオク(ヤフーオークション)を使う事となります。
取引データが蓄積される以前の落札価格は一時のトレンド感で相場は大きく動き、結果が読めないヤフオク市場には、スリルがありヤフオクは面白い❗と、業者が集えばその話題で持ちきりです。
もう、この流れになると、ひたすらお客さんを店で待つ店頭販売は意味をなさ無いのでは❔の結論を突き付けられた様な感じさえ受けます。
私の様なアナログ派は、新しい販売ツールに飛び付けないインターネットの基本知識を覚えなくてはならない面倒さもあり、当初はこの流れに乗るダケでも抵抗感がありました。
そんな中、バブル景気以降の不景気さもあり、今まで難しかった東京中心に手頃な空きテナントが出るのを逆手に取り、神保町の一等地へと力がある絶版漫画専門店業者さんが出て来ます。
翠光堂さん 漫画家 辰己ヨシヒロ先生が経営する、ドンコミックさん等……です。
店舗販売と定期発行の自家目録、ホームページ販売、自主出版と……色々な展開で攻め、古本漫画専門店として本気な存在感を見せます。
店を展開しつつ古本漫画専門店として生き残る為には、この位の事はやらねばならん時代なのでした。。
………つづく
☝️幼年クラブ 昭和31年夏の増刊 シネマスコープ号
横型変型。当時流行の映画 ワイドスクリーンサイズ シネマスコープ をテーマに展開した増刊号。イロイロな仕掛けを駆使し、実験的試みの増刊号。
巻頭は二枚綴りの、折り込み見開きピンナップが大迫力🎉🎉
映画のシネマスコープを思わせます。
頁の截断サイズを変えて綴じたり、懲りに凝った仕様を見せます。
藤子先生もシネマスコープサイズを意識した漫画を書いてますね……。
昭和30年代初期の漫画雑誌ブームに便乗した、野心に溢れる増刊号です。
続漫画が好き過ぎて その🇦🇹301
思えばあの頃は、絶版漫画専門店の乱立は取引履歴が蓄積されて残るネットオークションが定着する以前の話。
絶版漫画の価格帯が未整理な状況下での出店ラッシュであったから、皆一様に絶版漫画が商売になる様な安直な夢を見ていたのかも❔知れません。
あの時、一部絶版漫画の根拠が感じられ無い異様な価格帯の上昇は、専門店予備軍の青田刈りが原因だったんじゃないか❔……とも勘繰ってしまいます。
バブル景気が弾け、手頃なテナントが空いていたタイミングも開店へと導いたのかも❔
自分も同じ様な境遇で、一足はやく漫画専門店を立ち上げたのです。
自分は、この仕事しかやれない一択の覚悟でした。
先ずは 食えて続けられる仕事 ……がテーマでした。
店をストイックにマイジャンルの商品で極める程の根気も無く、難しく無くて自分にも分かる範囲のモノならの何でもいい。の、極めて安直な無節操派………
日々動くモノであれば、扱う商品には拘らないのでした。
古い漫画以外の、本に対し一途な思い入れなんか持ち合わせない。読者人でもアリマセン。……俗なモンでアリマス。
店を運営していれば絶版漫画に関しては、お客さんの方が知識もコレクションも豊富で、キャリアは上の方達ばかりなのは、直ぐに分かりました。
値付けが甘い、珍しい、苦労して仕入れたオイシイトコだけピンポイントで売れて行く、あのヤられた感は辛くて…😰イヤでした😰
店を続ける程に、絶版漫画を売るのが嫌になるのには困ったモンでした。
ならば、何か他の方向の商材で、活路を見い出す事に必死でした。
絶版漫画から離れた故で結果……後発の絶版漫画専門店よりは延命出来たのかも❔知れません。。
当時立ち上げの小規模絶版漫画専門店は、全ての方が淘汰されたワケでは無く、ほんの一握りですが、継続して好調な結果を出している凄い業者さんもいます。
玩具 フィギア カプセルトイ アニメグッズ 鉄道模型 ミニカー プラモ等のホビージャンルに特化し、ネット販売や中央に乗り出し店舗展開したり、異業種で大成功した方だっています。
個人経営の小規模サブカル古書店経営として継続している店は、絶版漫画だけで無くオールジャンルのコレクターズアイテムを扱い、積極的な宅買、インターネットオークションを使った販売、全国規模で開催の古書道具市場での売買……と、マイペースでタフな行動力で、目覚ましい売上、良質な在庫を蓄積しながら活躍されている方もいます……。間口は狭くとも奥行きがある仕事です。 そして その方曰く……
🌟🌟昨今の状況は一概に悪いワケばかりでは無く、実は伸び代だらけ なんだそうです。
スゲー😲😲
要は売り方、買い方、考え方次第と言った所なんでしょうか❔
………つづく
☝️ぼくら 昭和34年 増刊号 少年ジェット 七色仮面特集号
人気の高い、TV二大ヒーロー作品の特集号でアリマス🎉🎉🎉
当時、本編はモノクロですから、人工着色のカラーグラビアや表紙等は、さぞやインパクトがあった事でしょう。。
現存率の低い、低年齢読者向け漫画雑誌。更にこれは部数の少ない増刊号です。
保存状態良好本は、かなり入手が難しいです……
これは、増刊号コレクターには効き目の一冊でアリマス‼️
続 漫画が好き過ぎて その🇦🇸300
🌟🌟漫画が好き過ぎて 連日blogが遂に300回を迎えました🎉🎉
連日の連載は、もうすぐ終了となります。今暫くお付き合い願います🙇
………埼玉の組合で一年近くお手伝いすると、全連古書組合の市場全て、本部である 神田 古書会館の市場にも出入りが許されます。
神田の市場は、通常扱う白っぽい本の出品が中心の、毎週月曜日に開催される中央市と、所謂黒っぽい本の古書が中心の、金曜日開催される、明治古典会に通う事とします。
ある意味、自分の趣味の本が卸値❔で沢山買えるチャンスかも……。
と、これは張り切りざるを得ないです💪
兎に角欲しかったのは、当時収集にハマっていた昭和30年代の月刊漫画雑誌。
店舗で扱う商品に関しては、埼玉と貸本組合、又は自給自足で集める事としてましたから、敵業者が更に多い、神田の市場では高くて買えないモノと思っていました。
しかし、出品量が圧倒的な市場ですから、何となく買える隙があって、案外落札出来たのでした。
しかし、ここ一番の古書漫画は、大手の専門店 (まんだらけさん 3軒茶屋さんなど……) に、大差で取られます。
こちらは、想定される専門店の売値以上の単価を踏んで、札を入れます。商売として販売する気が無いにも拘わらず、それでも落札出来ないのです。
専門店は、店の看板代として覚悟で本を取りに来ますから、本気な漫画専門店には敵わないです。
昔からコアなマニア市場がある古い漫画は、ブームにとらわれ無い、根強くガチ評価があるのです。。
全般神田の市場は ダメ 良い のメリハリが極端で、人気商品には容赦無い札が入る傾向。流石場数を踏んで本を知り尽くした業者さん達だけあって、珍しいモノには想像以上の反応です。
そして、……地方展開の大型古本屋は、漫画 アダルト 映像音楽ソフト おもちゃ 衣類 ブランド物迄を扱うバラエティージャンルのエンターテイメント型リユースショップが出店し始める様に成ります。
趣味の多様化で、そのニーズに対応出来て、展開のフットワークが軽く、資本力があるお店は徐々に実績をあげ……掘り下げたニーズに対応する、個人規模の漫画専門店は、インターネットの販売実績に主導権を握られる事となり、店舗販売はやりずらい方向へ流れる。
モチベーションは挫け、店舗は淘汰されて行くのは、見えている状況です。。
……つづく
☝️昭和35年 冒険王 夏増刊号 テレビまんが特集号
通巻号 のTVコミカライズ作品 アラーの使者 白馬童子 の読み切り作品等……。
永島慎二先生の、読み切りアクション漫画‼️珍しっ‼️