TRIO(アイドルショップ) 経営と、古い漫画本収集のお話。

TRIO(アイドルショップ) 経営と、古い漫画本収集のお話。

続 漫画が好き過ぎて その🇦🇺302

小資本の街の古本屋は、大手にほぼ淘汰されてしまう事になり、厳しい現実の状況下……。

インターネットネットの普及は、業績が低迷する古本業には、一筋の希望の光✴️となったのは間違い無いでしょう。

サブカルチャー関連の商材を扱う業者は、商品の特性と相性が良い、ヤフオク(ヤフーオークション)を使う事となります。

取引データが蓄積される以前の落札価格は一時のトレンド感で相場は大きく動き、結果が読めないヤフオク市場には、スリルがありヤフオクは面白い❗と、業者が集えばその話題で持ちきりです。

もう、この流れになると、ひたすらお客さんを店で待つ店頭販売は意味をなさ無いのでは❔の結論を突き付けられた様な感じさえ受けます。

私の様なアナログ派は、新しい販売ツールに飛び付けないインターネットの基本知識を覚えなくてはならない面倒さもあり、当初はこの流れに乗るダケでも抵抗感がありました。

そんな中、バブル景気以降の不景気さもあり、今まで難しかった東京中心に手頃な空きテナントが出るのを逆手に取り、神保町の一等地へと力がある絶版漫画専門店業者さんが出て来ます。

翠光堂さん 漫画家 辰己ヨシヒロ先生が経営する、ドンコミックさん等……です。

店舗販売と定期発行の自家目録、ホームページ販売、自主出版と……色々な展開で攻め、古本漫画専門店として本気な存在感を見せます。

店を展開しつつ古本漫画専門店として生き残る為には、この位の事はやらねばならん時代なのでした。。

              ………つづく


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☝️幼年クラブ 昭和31年夏の増刊 シネマスコープ

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横型変型。当時流行の映画 ワイドスクリーンサイズ シネマスコープ をテーマに展開した増刊号。イロイロな仕掛けを駆使し、実験的試みの増刊号。

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巻頭は二枚綴りの、折り込み見開きピンナップが大迫力🎉🎉

映画のシネマスコープを思わせます。
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頁の截断サイズを変えて綴じたり、懲りに凝った仕様を見せます。
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藤子先生もシネマスコープサイズを意識した漫画を書いてますね……。

昭和30年代初期の漫画雑誌ブームに便乗した、野心に溢れる増刊号です。