古本漫画専門店の市場が勢い付いて行く様を端から見ても、今後伸び代かある商売だと思えたし、自分でもやれそうな気がして来るのでした。
高校を出ても就職活動などせず、勉強して進学なんかさらさらする気も無く、専門学校でとりあえずウダウダと時間稼ぎして、金と本を貯めて、この先を何とかしよう漠然と考えていました。
しかし、これは今がチャンス‼️やるなら即やらなければ、古本漫画ブームの波に乗れないであろう。
それだけはハッキリ分かりました。
オタクカルチャー全般を捲き込む先行き感が有りそうな業種とも思えたし、従来の古本屋に無かったイケてる商材が豊富にある…ってのも、感じていました……。
どー考えても、あんな美味しい市場は何れ誰かが本気になってドン💥と大きな展開を仕掛けて来るモノとも思えましたし………。
当時の自分は、そのブームの隅っこで細々と喰えて、好きな古本漫画が多少なりとも買えればいいや……位の大甘な気持ちでアリマス。。
当時、古い漫画本は骨董的価値のある古物として世間的に認知されて来て、価格体系も出来上がり、その情報は隅々迄に伝わっていました。もう偶然を頼りに古本屋、古書催事を探し歩いて出し抜こうなんてムリ。そうそう美味しい話なんか無いんです。
もっと本気な方は、車を使ってレア漫画を全国レベルで古本屋を探し廻っていましたし。。
全国各地で古本屋さんが、積極的に古書漫画を探し、扱い出したので値段の高い安いはありましたが、それらを見掛ける頻度は以前より高くなった感じ……はありました。
やはり金の匂いがし出すと、古書漫画市場はモノが出て、盛り上がるのでアリマス。。
お金があれば欲しい本も、ある程度迄集められる状況。 そんな状況下にあって、、、金欠💸…….これはあまりも悔しいのでヤンス😔😔
コレクションを続けたいのであれば、やはり💴……。
自分は、かなり現実的な性格と思うし、商売に対し自己都合の良い夢なんて見ません。
しかし、冷静に現場を直視した結果 古本屋の開業はその時だけは、絶対に勝てる気がしたのです。
そして、時代はあのバブル景気へと突入‼️
……22歳辺りの頃に埼玉県大宮で、五坪程の漫画専門古本屋 冒険王書房 を開業するに至ります。
紆余曲折 イロイロな偶然が重なって、金も知識もコネも無く、開業する店の立ち上げには面白話しがイッパイ………
立ち上げ~店舗継続に至る迄のお話をblogで綴ると、またまた大変長くなりますから今回は語りません………また何れ纏めたいと思います。
今回の連続blogはこれで一端終了です。
……以降お話の続きは、立ち上げた古本屋稼業がある程度軌道に乗って、自分の好みに忠実に古い漫画を本格的収集するに至るコレクション道のお話……となります。
……しばし休憩でゴサンス。。
また、近く再開したいと思いますので、今後共宜しくお願い致します🙇🙇
……終(仮)
好き過ぎる付録漫画セレクション その39. (仮☆終)
新少年文庫は、戦前の月刊雑誌 新少年 の読者懸賞本シリーズであり、現在極めて入手ハードルが高い、貴重な読み切り漫画冊子でアリマス。
既に杉浦茂らしい台詞回しや絵柄は、既にこの頃から……
杉浦茂作品には、こんなオモチャみたいなチープな装丁が合いますねぇ……😍😍