続 漫画が好き過ぎて その👧233
貸本組合(東京読書普及商業組合)の通常市会は、月二回の定期開催。
会場は江古田駅前、浅間神社の中にある社務所の一部屋をお借りして開催していました。
自分が入会した直後から、同様に全連古書組合埼玉支部の加入待ちの方々の入会が相次ぎました。自宅を店舗にして、定年後に趣味を生かし古本屋でもやって見ようか…のお気軽派から、出版流通の今後や古本の可能性を感じ、ビジネスとして古本業を展開しようとしている本格派迄……沢山の方々が加入して、市会は出品出来高共に盛り上がりを見せます🎉🎉🎉
BOOK・OFFが全国展開をする以前は、皆さん一様にこの業界(新古本の流通業)に大きな可能性を感じていたのは事実であります。
貸本組合の発祥は、貸本屋さん達が動かない在庫(主に貸本屋のメイン商材の漫画)を持ち寄り、交換し合う市会。
時代の流れで貸本より効率的に思える、古本の販売買取りに転業されたり、スーパー等で出張催事販売をされる、兼業貸本業者さんも多く見受けられました。
子供の頃から大好きで通った、あの懐かしい貸本屋の店主さん達が集まっているなんて凄い🙌……この方達は、絶対自分が血眼になって探し求めている古い漫画本を倉庫に隠し持っているに違いないと思っていました。
その本がいずれここの市場に出る可能性がある……それだけでもここに通う価値があると、思ってもいました。
市場でたまに古い昭和30年代の貸本漫画本が出ると貸本屋さん達は、「これは稼いだな…」と……懐かしそうに言い合うのでありました。
当初、その意味が良く分からなかったのでしたが、それは貸出しが好調で回転して稼いだ本 との事だったのでした。
その貸本漫画が、現役だった昭和30年代当時、貸本屋の現場にいた方達の、時代を感じるレアなお言葉だったのでアリマス。 スゲー😵😵😵
……つづく
好き過ぎる付録漫画セレクション その44.
太陽少年付録 無敵三四郎 は、漫画雑誌の別冊付録漫画合戦が全盛期、昭和30年初期の作品。
本誌の 太陽少年 は、漫画より小説や絵物語に重点を置いた戦前の少年倶楽部等を思わせる、垢抜けない古い感じがする少年雑誌でありました。
☝️その別冊付録である 無敵三四郎 は、付録競争が激化する中、他雑誌付録に負けない気合いを入れた❔別冊付録🎉🎉
カバー付 112頁に及ぶ単行本の様な厚册😨 他作品との混載で無く、一人の作家で、これ程ボリュームの別冊付録は他に見たこと有りません。
☝️巻頭とセンターには、数ページのカラーが入るなんて、当時の別冊付録には類を見ない豪華さ😲🌠付録合戦全盛期の手塚作品でも、これ程豪華なモノは無いのです……これは目を引きます‼️
……明日につづく