続 漫画が好き過ぎて その 🚲 243
BOOK・OFFチェーンの全国展開以降、白っぽい古本をメインとした、個人経営の新古本を扱う古本屋さんは、かなりの数が淘汰された現実を振り返ると、当時中途半端な考えで店を拡げ無くて良かった……と今は胸を撫で下ろすのでアリマス。
身の丈以上の野心や、コレクション範囲を拡げのめり込み、借金してまで変に頑張ってしまっていたら、恐らく自分の今は穏やかでは無かった事でしょう。
確かに一時の絶版漫画ニーズは凄く、絶版新書版漫画なんか自分には現金に見えてました……
力任せの仕入れで、価格帯に反映させる事で、マニアのお客さんが付いて来るとは到底思えなかった……
自分の場合、絶版新書版漫画は古本漫画専門店としての運営手段の商材であり、マイコレクションとして愛着は無く、のめり込む事も無かった……
日々品薄となって行く絶版漫画の不安より、店頭ではむしろアニメムックやA5のエロマンガの方が売上的に好調でありましたから、大丈夫……
状況を知り尽くしているお客さん相手に、絶版漫画専門店が成り立つとは、到底考え煩い状況であるのは、日常でお客さんと接していると分かります。目まぐるしく変化するその価格帯情報面でも、お客さんは明らかに上行ってます。
コリャ商売として、のめり込んではイカンな……と💦思いました💦
しかし、当時 同じ様な漫画古本専門店の業態からスタートした、まんだらけさんや、とらのあなさん Kブックスさん は、この時期飛躍的な店舗展開で大成功しているのです。
それは、先を見て若い客層を取り込める次世代商材(同人誌 アニメグッズ カードなど…… ) の商売へ目線を向けていた事に尽きます。
既存のジャンルに凝り固まらず、ニーズの高い商材を戦略的に取扱い、商品対象を拡げて行ったのです。
中央(東京のど真ん中)で店舗を展開する事は、今以上に大きな意味合いがありました。
リアルな物販現場を体感する事は、インターネット等の情報ツールが無かった時代、最も重要な手段であり、現場でそのニーズを知る事が一番手っ取り早かったのでアリマス。。
そして、現実を直視すれば少なくとも変な夢見ません……からね。。
自分がそこ迄店舗展開を踏み込んでやれなかったのは事業意欲に欠け、所詮漫画マニア上がり のお気楽さ故の甘えと、商才の無さに尽きます……… 残念( ´△`)
▽絶版新書漫画ブームの中も、マイコレクションは一向に先へ進まない……
他店舗でも絶版漫画のプレミアを扱う古本屋は増えましたが、自分が欲しい古いモノは店舗も市場でも中々でません……やはり自分が求めている古い漫画は、絶対数が極めて少ないのでしょう。。
ある日 彷書月刊 とゆうミニコミの様な古書と古書店をテーマとした小冊子月刊誌を知ります……
その巻末には、古本業者や個人コレクターによる硬軟含む古本目録が数頁に渡り掲載されていて、漫画古書の掲載もあり、それらは自分好みの渋いラインナップでもありました。
古書漫画は店舗から目録販売の時代(通信販売)と、なるのでありました。。
……つづく
好き過ぎる付録漫画セレクション その50.
☝️益子かつみ先生は昭和30年年代初頭の別冊付録漫画ブーム時に、沢山の変わり種仕様の付録漫画を残しています。
☝️別冊付録ブームの中、圧冊 カバー付き、変型、大判、ハードカバー等の付録が多数あり、コレクション意欲そそられます。。
……漫画愛に溢れる益子先生の、凄い書き込み、これぞ児童漫画‼️と思えるキャラクターの丸いフォルムで可愛い絵柄❤️丁寧な作画が素晴らしいのです。。