続 漫画が好き過ぎて その👗263
落札した漫画雑誌にあった ぼくら は、やや低年齢層読者をターゲットとした月刊漫画雑誌。
☝️TVが一般に普及する以前、児童向けTV番組とのタイアップ漫画化(コミカライズ)を中心に編集された、漫画雑誌です。
☝️巻頭グラビアを当時の人気スポーツ、相撲力士や野球選手が飾ります。
人口着色写真の色合が、とても目を引きます。
発行は昭和35年。
経済は高度成長期と言えど、一般家庭に迄TVが普及するには、まだまだの時代であります。
⭐️TVを観れない子供達は、噂に聞こえるTV番組を観たい欲求でこの雑誌を購入していたのか❔
⭐️自宅にTVがあるような裕福な家庭の子供が更にTV番組を楽しむ為の副読本として読まれていたのか❔
……… 答は、恐らく後者の方でありましょう。
当時の月刊誌は高かったのです。
普通の子供の小遣いで、手が出せる価格帯では無いのです。恐らく回し読みや貸本屋の利用等、工夫して読んでいた事でしょう。。。
そして月刊雑誌 ぼくら は、後のウルトラマンシリーズ時代、昭和40年代以降もTVコミカライズを中心に展開して行くのでアリマス。
低年齢層の読者をターゲットにした雑誌故に、状態が良いモノは稀少。
記憶の底を揺さぶる様なノスタルジックなヒーロー特撮物のビジュアルや漫画は、今も魅力的✴️であり、古書評価価格も高い人気雑誌です。。
※現在は、この時代のヒーロー物映像ソフトも安価で出回り、何時でも気軽に観賞出来る時代となりました。当然、その本編の出来は今観ると中々辛いモノがありますが、当時の子供達に向け製作された番組ですから…….ダサいと一喝するのは野暮です。
🌟ぼくら は、画報 漫画 写真 立体物等……… 子供達に紙媒体を通し、そのビジュアルの飢餓感にヒーローの勇姿を、実物以上の妄想を膨らませ、楽しませる雑誌でした。
そんな月刊雑誌の魅力は、何でも気軽に映像本編が観賞出来る現代では、もう成り立たない事でしょう…………
………つづく