続 漫画が好き過ぎて その🔮283
デッドストックの状態でしか、見て確認するのが難しいと思われる本誌の とじ込み付録 などを調べてみます。こちらは昭和35年6月号。
以前より気になっていたこれ……..
👇表紙にある、13大ふろくの数は、本誌巻末にある とじこみふろく と表された掲載作品の数もカウントされているみたい。
🌟ところで本誌巻末にある とじこみ って何……❔
他の雑誌でも、これ良く見掛けます。
読み切りに特化した作品を巻末掲載している括りなのか❔ ……いや、そうでも無い……
こちらは昭和35年の少年ブック本誌ですが、表紙に掲載されている巻末の、とじこみふろく と表記されているのは4作品。
従来の連載漫画が掲載されているだけのモノです。とじ込みふろくと表記される括りには、作品形式に何か明確な別条件でもあるのか……❔本誌連載作品と違いは何処にあるのか❔
☝️こちらは別の月 昭和34年9月号。本誌巻末 とじこみふろく 括りの表紙。
こちら3作品も、特に掲載作品の形式は変わり無く、従来の連載漫画が纏めて巻末に掲載されているだけでした。。
どうやら、とじこみふろく として括られた作品と他掲載作品との違いは、本誌から別冊付録へと話を繋げていない事 (別冊付録が無い) ……位です…….❔❔
それ位しか違いが見当たらない。
本誌だけの連載作品を巻末に纏め、とじこみふろく の名称で括ったダケな様です。(それに対し、どういった読者の反応があったかは不明)
🌟付録の冊数(点数)で雑誌のステイタスを高め、競争が激しかった時代に、この とじこみふろく の括りは、表紙や予告で派手に表記される ○大付録付 の数に とじこみふろくでの括りの、作品数迄カウントして、読者に付録の点数とボリューム感をアピールする作戦で購入を煽ったのか……❔❔
どうやらこれは、付録の数稼ぎの様な…『 嵩増し 』 みたいなモノと考えるベキかも❔です。
これも時代ですかねぇ………😔😔
(とじこみふろく の件は全て自分の憶測です)
各社児童漫画雑誌の編集側は、激烈な競争だったのが忍ばれます。……つづく
続 漫画が好き過ぎて その⛳️282
同じく おもしろブック(後に 少年ブック に改題) 昭和34年8月号を見てみます。
👇とじ込み付録はこちら‼️
☝️確り表題どうりに付いてます。
別冊組立、とじ込み付録共に作り方は、かなり複雑でアリマス‼️
😲😲こりゃ複雑だ‼️
自分の世代では、学年雑誌の組立付録がありましたが、満足に組立られた事がありませんでした。。
(何かイメージしたモノと違い過ぎるので、作ってる途中で萎えるのでした……)
☝️めんどうでも………って、編集側も組立の複雑さ分かってますね。コリャ。
☝️本誌では、アポロの騎士 第1回。作画は、当時新人の 荘司としお先生。
アポロの騎士 2回目からは、律儀な書き込みが魅力の 漫画職人 益子かつみ先生 が引き継ぎます。
当時としても、ややアナクロ感漂うヒーローものですが、それが逆に益子先生の絵柄と噛み合って、ちぃ~とイイ感じ。
原作は、人気絶頂の他誌連載漫画 月光仮面 の川内康範先生。
連載第1回目からTV映画化の表記がありますが、実際放映されたのでしょうか❔
☝️付録漫画の表紙にもアポロの騎士の実写がありますが、これも本編からの画像とは思えません…………
……つづく
続 漫画が好き過ぎて その🏀281
落札した おもしろブック~少年ブック を眺めてみます。
☝️昭和34年 9月号 カラー頁を、ふんだんに盛り込んだ誌面は中々豪華です‼️
少年ブックは 少年 同様、都会的で王道な感じを受ける、少年漫画雑誌の印象。
メイン作家陣は、横山光輝 小沢さとる 堀江卓 貝塚ひろし 益子かつみ 他…… 各先生方の長篇連載漫画が目を引きます。
この年代の少年ブックには、手塚治虫先生の連載は無く、手塚作品掲載(特にカラー)が、古書評価基準の中心であった当時の少年月刊誌の中、価格としては、やや評価価格が落ちる年代でありました。。
🌟眺めていると色々な発見があり、楽しいです。
先ずはデッドストックならではの状態でしか残らないであろう 本誌綴じ込み付録 を見ていく事とします。
☝️綴じ込み付録10の、カレンダー式野球ガイド って、これか………👇
あ‼️😲😲
一駒 外れてる😫残念 (>_<)💨
しかし、こんな切り込みがイッパイ入った、綴じ込み付録が残っているだけでも凄い事です。
そして、綴じ込み付録11 オールスターシール… ❔これが見当たらない……切られたか……❔❔
中の頁をよく見ても、綴じ込み付録的なモノは、この表紙裏のポストカードだけ……
👇他の月の、この箇所を見てみると………
綴じ込み付録シールが、ポストカードと同じ箇所にあるから、オールスターシール は、本来こんな仕様でしょう。
☝️表紙に表記されているオールスターシールは、恐らく当時の芸能人のシールでしょうから、権利等の大人事情でボツ❔…又は旬を狙う配慮で、ローマオリンピックを目指す水泳の山中選手 のポストカードに緊急変更した………❔
飽くまで自分の憶測ですが、どうやら綴じ込み付録11 オールスターシール は、山中選手のポストカードに変更したようです。(綴じ込み付録内容変更の、お詫び文とかあるのか❔と思い本誌を丹念にチェックしましたが、特になんの表記も無く、全くスルーでありました)
余り細かい事は気にしない。
おおらかな時代であったので、アリマス。。。。
……つづく
続 漫画が好き過ぎて その ⚽️280
貸本市場での、おもしろブック~少年ブック(途中改題) の付録付一括の出品。。
開札迄ドキドキでしたが、余りソワソワしているとその凄さ、貴重さ、に皆さんに過大評価の札を入れ価格を突き上げられては困ります……あくまでもクールに冷静を装い、開札時間を待つのでアリマス。
結果…… 落札出来ました🙌🙌🙌
またも一番高い札の価格で落札😱😱😱ガガガーン😱😱
一番上札は、どうしても落札したい時だけ、換金ムリムリ金額を記入して勝負に出るのですが、それは売り値を遥かに上回るモノです。
これで落札出来なければ、キッパリ縁が無かった事として諦めましょう位の覚悟札。。
なので………マタマタ 高過ぎです😢😢😢
しかし、これはもう……ここ迄自分好み、ド真中のネタであれば最早売る気も無いのだから、手に入れただけで良し……
道楽した……と思う迄の話です。
🌟月刊誌を市場で落札する場合、コレクションとして網羅したいのであれば、その口のウブさにマズ注目です。
状態が統一されている。
年代に流れがある。
低年齢層向けの雑誌なのに状態が良い。
……等の場合はワンオーナー(当時購入した所有者から直出たもの) から出たモノですから、珍しい作品の掲載号や、本誌綴じ込み付録 が付いている場合が多いのです。
反面………
それなりのタイトルはあるが、年代にバラ付きがある。
雑誌に疲れた感じがあり、状態に統一感が無い。
古本屋が販売した時のビニール袋に入った状態。(売れ残り❔)
……等は、一度流通したモノをマニアが集め不要な号を売却したか、業者さんが古本催事等で販売した売れ残りの可能性が高く、効き目の年代無く、落丁のリスクも高いモノだったりします。。
……つづく
☝️昭和35年前後辺りのカラー扉絵は光沢の無い、やや厚いザラっとした紙質で独特な発色の色味がレトロ感に溢れ、魅力的です。。
この色の感じは、現在の復刻技術でも再現は難しいかも知れません………。
続 漫画が好き過ぎて その⚾️279
おもしろブック~少年ブック の荷主さんは前回の少年他……美品月刊誌の口と同じ方でした。
状態と年代の流れから、それは同じ持ち主の方から出ているモノと思えました。
そして今回は本誌の他に、本誌と繋がる別冊の漫画付録が沢山付いています。
組立付録があったら完璧ですが、流石にそれは無かった様でアリマス。。本を手に取り検品してると……
天の箇所に 見本 のスタンプが数冊見受けられました……
恐らくこれは、編集者や漫画家さん等…当時の関係者の方が持っていた、出版社からの寄贈雑誌である事が読み取れます。
本誌は、あまり開いた様子も無くパリッと確りした状態は、デッドストックと言って良いでしょう。
子供の手に渡り読み散らしていたら、マズこの状態では残っていないものです。
ポストカードやシール 中々残っていない 綴じ込み付録 迄確り残っているなんて、デッドストックならではの凄さです。
その日の市場は大市では無く、通常の市場開催日でしたから参加業者はレギュラーメンバーです…… でも、、油断大敵。。
これは目を引くし、前回の落札価格を皆さん見ていますから、今回も当然注目しています💨
しかし、これは何としても落札したい。。。
🌟🌟🌟落札せねば‼️⚡️⚡️⚡️
高いだろうな………😓😓😓
………つづく
続 漫画が好き過ぎて その👓278
古書店とは言えども、サブカル商材に特化した商品を扱う店となれば、商品トレンドに敏感でなければ、その経営は成り立ちません。
従来の古書店の様な在庫の充実、品揃えでお客さんを待つ商売とは違い、サブカルチャー商材はトレンド商品による攻めの展開が重要です。
各々、知識の上でも様々なジャンルに詳しいスタッフ人材を確保する事も重要。店主だけでは、知れてます。
イロイロなジャンルが楽しめる販売スペースだって必要。沢山あった方がお客さんは当然沸きます🔥🔥🔥
時代と共に商材は多様化するのです。
その対応を求められるサブカルショップの運営は、浮いた時代とは言え、実は中々ハードルが高いのです。
同じ古本漫画専門店として立ち上げは一緒でも時代感が読め、そのトレンドに迅速対応出来る行動力あるエンターテイメント趣向のショップの、後の躍進は超目覚ましく、商才と行動力の差を見せつけられるのでアリマス🌟🌟🌟
ここで明暗を分けたのです。やれない古本漫画専門店は時代に呑まれ店舗は閉店に追い込まれる迄の話でした。。
店舗運営を続けて行くと、イロイロと状況はリアルに見えて来るもの………
同人誌ムーブメントにもイマイチ乗れない歯痒い状況が辛いのでした😵😥😰😓
……このままでは知れてる 終わると、、、、
それでも何とか萎えずにやれていたのは、今振り替えれば、時代に恵まれていたし、自分も若かったからでしょう。
趣味の漫画コレクション 収集も、ある意味励みになったし、この業界にしがみつきたかったから、兎に角日常的に奮闘するしか無かったのです。
✴️そんなある日……出ました‼️
貸本市場で、月刊誌 おもしろブック~少年ブック 一括でアリマス🎉🎉🎉
昭和33~36年辺りの増刊号を含み、流れがある本誌とその別冊付録の一括。。。
本誌50冊‼️と付録200冊程……
これは凄い✨ 状態は綺麗に統一された本当のウブ口なのが、一目で分かります。。
どひゃー📣💦🎉💦✴️✌️💫🔥
続 漫画が好き過ぎて その🔱277
ややマニアックな漫画からアニメ関連本が、巾を効かせる様になり、店内はミニ 高岡書店(コミック高岡) 古本屋バージョンの様な感じになり、商品は良く動き店内は盛り上がりをみせます。
そして、男性向け同人誌(エロ同人誌) のニーズに気が付き、店頭で仕入れたモノを店に出してみると、それらは飛ぶように売れて行きます。
この辺りの事情に明るかったら、もっと商売になった事でしょうが、これを扱うのには抵抗がありました。売値は兎も角……
買値が上手く踏めないのです 😭
コミケ連動の市場です。聞いた事も無い作家を稀少価値とかで高値買取りを求められても、ひたすら困ります😭💦💦
情報が無いので、見た目でしか査定出来ないのは、連日無知を晒すだけの恥ずかしい事でした……💦💦
今の様な、ネット検索システムも無いから、ひたすら売り手のお客さんから商品情報を聞き出したり、店に並べ動向を観察するんですが……これが中々💦💦ワカランのです💦
お客さんは、ただのおかず😁としてのハードコアエロマンガを求めているダケなのか❔作家買いか❔キャラネタ買いか❔……
エロ同人誌を求め連日お客さんは沢山来ています。これを上手くクリア出来れば、大きな売上に繋がるのは分かっていたのですが、どーも本気になれない。
同人誌の元ネタアニメ作品にも全く興味が無いから、探求心が湧かない……同人誌市場の流通は複雑で、販売状況が把握出来ない…
大手の古本漫画専門店は、同人誌やエロコミックの買取りを、かなり煽っていましたから、その市場は今後の展開を左右する程、力あるモノでありましょう。
連日通って入荷を確認しに来る情熱溢れる、それにしか興味が無いお客さんに、上手く対応出来ない歯痒さで 段々取扱いにも嫌気が刺して来るのでアリマシタ……
ビジネスに徹していれば、同人誌が分かる人員を確保し、本気で展開する事も考えられたのですが、そこが所詮マニア上がりの古本屋の弱さです……
運営経費なんか知れてるから、現状に満足して攻めの姿勢に欠けます。折角のチャンスも生かせ無い……ダメですね。。
もう、古本漫画専門店は普通のセコハンの
漫画ダケでは成り立たないのでアリマス……
常にチャンスの光は、チラチラと見えましたが経営のシビアさと行動力に欠けては、折角のチャンスにも乗れないのです
……そう‼️ 時代は変わるのです。。
……つづく
☝️漫画王(後に まんが王 へ改題) は、同出版社の月刊誌 冒険王 の、やや読者年齢層を下げた弟雑誌的な展開でありました。
毎号巻頭をカラーで飾る、手塚先生の おれは猿飛だ カラーの色使いが美しく目を引きます。
赤塚不二夫先生のギャグマンガ路線の走りとなる作品 ナマちゃん。
ムロタニツネ像先生のドタバタ家庭漫画 わんぱくター坊 にイメージされるような、ヤンチャで元気な印象の月刊誌でアリマス。
自分は漫画の内容以上に、大駒でカラーが目に飛び込む、ビジュアルな迫力が強烈な、低年齢の雑誌に愛着が強いです。
これは集めたくなる自分好みの月刊誌です❤️❤️❤️