TRIO(アイドルショップ) 経営と、古い漫画本収集のお話。

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漫画が好き過ぎて番外編 …兎月屋さん編

おはようございます。

兎月屋さんの昨日からの続き、完結編でアリマス‼️…ダイナミックなお話続きます。…👇👇

 

「ダイナミックな出逢い」……その2️⃣

ここで約3年間の修行?の後、28歳で何とかかんとか独立開業まで漕ぎ着けたのであります。

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時は移り1999年3月。開業資金は実家を担保に100%借金という無謀極まりない出店計画のもと、我が店(鉄の城)を東大阪は小阪の地に構えることとなります。

ショッピングセンター向かい、パチンコ屋やビジネスホテルが隣接、大学や高校も徒歩圏内に複数という初開業候補地としては申し分の無い好立地。

実際蓋を開けてみれば時流も味方となり、幸運にもオープン当初から順調過ぎるくらい好調な滑り出しをキープ。

2001年頃から始めたヤフーオークション販売(ダイアルアップ回線時代ですね💧)もアシストとなり開業5~6年位は順風満帆な推移で何とか借金返済の目処もつき、ホッとした矢先…商圏内にブックオフさんと古本市場さんが次々と出店。必然的に規模の小さいウチのような街の古本屋はありきたりのモノが売れなくなり徐々にその繁盛モードにもやがて陰りが見えてくることとなります。

当初は場所柄、庶民的な一般受けする漫画や文庫本がよく動きましたが「自分が売りたい商材=サブカルチャーもの」は陳列するもほぼ動かずという状況。それでも絶版漫画や雑誌バックナンバー、ポスターや玩具類など捻れる商材を大人買いして下さる数少ないコアなお客様に支えられ、何とかかんとか食べて行けるレベルの数字はキープはしていたのですが、現実には尻つぼみの状況下、葛藤の毎日が過ぎて行きました。

しかしこのままでは本当にやりたい商売が出来ていない、後悔だけはしたくない!という思いで一念発起。開業から15年余の月日を経た2014年の12月、「鉄の城」は浪花のヲタクの聖地へと場所を移すこととなり現在に至ります。

場所柄、前店の庶民的なお客様層とは打って変わり、日本橋移転後はプレオープンと同時に刺客の如く並みいる手強いお客様と対峙する刺激的な日々の連続。自分が求めていた古本屋像を体現出来た瞬間でもありました。

一方ではリアル個人古本店というのは現状、存在価値すら問われるくらいのニッチな絶滅危惧種となり、かつ因果な商売ではございますが、当店はこれからも変わりなく各方面ヲタク・フリーク・マニア・コレクター・何とかキチなどなどの稀有な人種の皆様方のご期待に応えさせていただく為にも、力の続く限り店舗販売にこだわり続けたいと考えております。

 

この度は拙い長文にお付き合いいただき感謝いたします、ありがとうございましたm(__)m。

 

そして最後に…永井先生、ごめんなさい!

         ………  完

🌟🌟兎月屋さん有り難うございます‼️

また、宜しくお願い致します‼️